2018年04月11日

「流産が教えてくれたこと」男性側からの視点

トマトちゃん誕生祝.jpg

ちょうど1週間前のことですが、

お腹の赤ちゃんが星になりました。
(その時のブログ「妊娠3ヶ月で自然出産(って言っていいのかな)できました(稽留流産)」一昨日、誕生会&お別れ会をし、久しぶりにアルコールいただきましたよ♪)

そのことに対し父ちゃん(アッパ)の思いを書き記したものがあり

同じような経験をされたご家庭で、

何か参考になるものがあるのではないかと考え

こちらにも公開したいと思います。
(父ちゃん許可済み)

ただ、これだけ思ってくれている相方に対し

私はイライラし、なぜか腹が立ったり…。

いくら染色体の問題だとか、自分のせいではないと言われても

やはり悔やまれることもあるし

悲しいのです。

家族がどんなに寄り添ってくれても

本人はすぐには解決できない気持ちを抱え

それをぶつけるのは相方しかいなくて

しばらくはそういうものだということを

男性も理解してもらえたらと思います。

こんな母ちゃん(オンマ)を理解しようとしてくれて

本当にありがたい父ちゃん(アッパ)…


以下、長文です。

【流産が教えてくれたこと】

すでに相方がブログで公表していますが
この前の火曜日に、授かっていた妊娠11週の子を亡くしました。

詳細は相方も書いていますが男性側からの視点や感じたことなどを
かなり長くなりますが書き残しておきたいと思います。

まず当日のお昼前、ふたりで診察を受けて繋留流産と聞いたときにまず思ったのは
そうか…高齢妊娠だしそういうこともあるだろうなということで
悲しいながらも意外とすんなりと受け入れられたのでした。

でも診察を終えたときに
相方はもう涙ぐんで、それは本当に、本当に今までに見たことのないような哀しみを身体いっぱいにたたえていたのでした。

その姿を見たときに、そうか、数か月お腹の中にいたもんな、悲しみの度合いがまるで違うんだなと感じたのと同時に
こんなにも哀しんでいる相方に何としても寄り添っていたいと思ったのでした。
とはいえ、何をどう話していいやらどう寄り添えばいいやら全く分からず…

その日は担当サービスもあったので一緒にお昼ご飯を食べて、職場に戻りました。
混乱していてどんな話をしたのかはあまり覚えていません。

ただ、できるだけ相方の哀しみに寄り添えるように(また次があるよ、的な話題は避けて)話していたような気がします。あと手をつなぎ、できるだけ身体に触れていたような…。
相方はショックすぎて先生がどんな話をしていたかほとんど覚えていない様子でした。

そして夕方の破水からの相方入院、翌日早朝の出産(流産)報告。

翌朝、こつぶ(長男)を保育園に送って行ってから退院のお迎えに行ったのですが
やはり相方の喪失感はとてもとても大きいもののように感じました。

ここで他人事のように聞こえるかもしれないですが
男性側の視点としてどうしても妊娠数か月の我が子というものはまだ実感がわかず
いのちをお腹に宿し育てた女性側とは受け取る衝撃と感覚がまるで違ってしまうということは
ある程度仕方がないことなのかなとも思います。
子どもを亡くしたということに対しての現実感がないのが本当のところです。

ただ、哀しみにくれる相方の姿を見てはじめて喪ったものの大きさを実感し
そんな相方に寄り添い支えたいと思ったこともまた事実で。

相方の哀しみをうける格好でじわじわ僕にも哀しみが湧いています。

相方はここ数か月立て続けにお店の常連さん2人と友人1人を亡くしているので余計に衝撃も大きいようで。

妊娠11週での流産ということもあり、つるんと綺麗に出てしまったこともあって
死産届も手術もまして火葬もなく、ただただお腹の中にいた生命がいなくなってしまったという事実だけ。
(12週を超えていたら死産届と火葬の義務があるそうです)

破水してからもなかなか出てこず、最後まで母ちゃんと一緒にいたいと思いながらも
手術で掻き出されるのだけは絶対いや!と思う母ちゃんの願いをかなえて
最後はきれいさっぱりつるんと出て行ってくれたトマトちゃん。
(出た胎盤と血腫の見た感じがトマトみたいだからと相方が名づけました)
短い間だったけど親思いのいい子でした。

時間がたつにつれて少しずつ僕の中にも哀しみが積もっていっています。
できるだけ普段通りに行動するようにはしていますが。

〜文章割愛〜


むしろトマトちゃんが僕たちのためにわざわざしらせに来てくれたのではないかとも思えるのです。

父ちゃん母ちゃん、忙しくしすぎだよ、身の回りを片付けて生活をシンプルにしてね、
もっとこつぶ兄ちゃんのことを見てあげてね、そうしたらまた戻ってくるからね、と。

事実、ここひと月ほどは相方の店の引越があり、僕は僕で職場の引越があり
ふたりとも疲れはたまる、身の回りはぐちゃぐちゃ家の中もぐちゃぐちゃ、と生活がむちゃくちゃでした。

ふたりでゆっくり過ごすこともできていませんでした。

この週数での流産は胎児側に問題があるのがほとんど(染色体異常など)だそうですが
僕たち二人に新しい家族を迎える余裕と準備ができていなかったんじゃないかなぁとも今になって思うのです。

もちろん、次の子は欲しかったし願っていたのですが
生命を生み出すということをどこか軽く感じてしまっていたなと思います。

生命を宿し生み出すということの大変さ、
無事に胎内で成長し生まれてくるということの奇跡のような素晴らしさを改めて
強烈に実感させられたのでした。

こつぶに対してもよくも無事に生まれてきてくれたね、と改めて愛おしさがふつふつと湧いています。
相方のことももっと大事にしたいし、二人で過ごす時間ももっととりたいと思うようになりました。

トマトちゃんが報せてくれたこと、しっかりと受け止めました。(あくまでも僕の想像でしかないけれど)

そんなトマトちゃんのいた証が何も残らなかったので、何かしら記念になるものを相方とつくろうとは思います。

僕たちは大丈夫。トマトちゃんもきっと元気になってまた戻ってきてくれる。そう信じています。
父ちゃんも母ちゃんも、今度はちゃんと迎える準備をしておくからね。
待ってるよ!

こういう文章が他の方の役に立つことがないほうがいいのですが
もし流産という事態に遭遇したとき、
男性側は実感がなくてもできるだけ相方の哀しみやつらさを想像し、受け入れ、寄り添う努力をしてほしいのと
女性側にはそもそもその悲しみやつらさを男性側は実感しにくいものだと頭のどこかで理解しておいてほしいなと思います。

実際に知人が流産を経験し、その時の夫(友人)の対応があまりにも冷たいものに感じられ、それが原因で離婚に至ったという話も聞きました。
それだけが原因ではないかもしれませんが、
流産という悲しい出来事に加えて、お互いの認識のずれや感情の温度差が原因で関係がこじれるということはさらなる悲しみにつながります。

これから妊娠出産を考えている方にはこういうこともあるんだなと頭の片隅に置いておいてもらえたらありがたいです。

最後に
僕自身は死というものを日常の中の一つの出来事だと思っています。
もちろん知人や家族を亡くすことは悲しいことで、
故人との関係が深ければ深いほどその喪失感は計り知れないものになると思います。

10年ほど前にちょうど今の相方と同じように立て続けに友人知人家族を亡くし、
鬱になるほど生とは何か死とは何かということに向き合った時期がありました。

そんなこともあり、今はいのちというものを大きなくくりで見るようになりました。
僕たちはもともとは大きないのちの一部。
それを神様と言ったり一なるものと言ったり、サムシンググレートと言ったり呼び名はたくさんあるとは思いますが
元々は大きないのちのかたまりで、そのいのちの一部がいま僕を生きていると思っています。

相方もこつぶも、トマトちゃんも家族も友人もラーメン大好き小池さんもみんなもとは同じいのち。
おけらだってかえるだってあめんぼだっておなじいのち。

肉体をもって生きている間はそこから離れて僕という個体を生きていますが、死ねばまたひとつに戻る、
だから心のどこかでは悲しくないしまた会えると信じている。

もっと言えばこの世界中のそこかしこにみないのちはあってつながっている、
トマトちゃんだってそこここにいる、そう感じています。

20代のころにそのことを実感をもって感じられた時に世界中が輝いたようなそんな感じがしました。

この文章を書きながらそんなことを思い出しました。
自分の持つ無限の可能性と、何をして生きていきたいのかということも。

日常の雑事に追われているとついつい忘れてしまいがちですが、そのことを思い出させてくれただけでも
トマトちゃんは父ちゃんに大切なことを伝えに来てくれたと思えました。

森の中でひとつの巨木が倒れると
その巨木がおおっていた空間が空いて地面に日がさすようになります。

その日差しを浴びながら倒れた巨木を苗床にして次の世代が芽を伸ばしていきます。

そうして生命は引き継がれていく。
そんな写真を添えてこの長い文章を終えたいと思います。
読んでいただいてありがとうございました。

巨木.jpg

以上




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posted by Cajjo at 10:32 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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